Google Cloud Platformの値下げとGCE Load Balancerの死角

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Google Compute Engine(GCE)がまた値下げ!

Announcing across-the-board price cuts on Compute Engine

Google Compute Engine、全リージョンで約10%の値下げを実施。クラウドの価格もムーアの法則に従うべきと

2014年、積極的にPublic Cloud市場へ攻勢をかけてきたGoogle Cloud Platform(GCP)

2014年3月にはAWSに対抗して早速価格を下げてきました。その後、Microsoft Azureも値下げ競争に参戦してくるなど、Amazon, Microsoft, Googleという3つのメガクラウドベンダーによる、Public Cloud市場での価格競争が激化しています。

それから半年、GoogleはGoogle Compute Engineの値下げを発表。

以前のイベントで宣言したように、ムーアの法則を意識しているようです。ということは、また半年後にもちょっとずつ値下げしていくつもりなのでしょうか?

AWSがこれにどう対抗してくるか楽しみです。

モンスターレベルの性能のGCE Load Balancerの死角はHTTPS対応(SSL termination)

GCEのLoad Balancerはその性能が桁違いで有名です。

GoogleのHTTPロードバランサーの破壊力があり過ぎる

基本的にGCEはGoogleが自身のサービス提供をしているプラットフォームの仕組みを使っているので、Load BalancerもGoogle検索やGmail、Google Mapなど各種サービスで普段動いているものかと思われます。

誰もが知っているように、想像もつかないくらいのアクセスをさばき、高いサービスレベルを実現しているLoad Balancer(と同じもの)がGCPでは使えるということは、本当にすごいことだと思います。

Pre-Warmingが必要なAWSのEBSより優位点があり、圧倒的な勝利に見えるGCEのLoad Balancerですが、後発ゆえに死角もあります。

その一番がSSL Termination(終端処理)機能が無いこと。

HTTPS通信の時に、負荷がかかる証明書の暗号化/複号化の計算処理をサーバの代わりにLoad Balancerが代理でしてくれるものです。

これによりサーバのCPU負荷が下がるのでサーバの台数が減らる、つまり必要な証明書の枚数が削減できたり、証明書更新の手間が各サーバ一台ずつやる必要がなく運用コストが下げられたり、などコストダウンの重要な部分です。

現状のGCE Load Balancerでは対応プロトコルがHTTPのみのため、SSL Terminationが使えません。

これはユーザーにとってはかなり厳しい部分でしょう。

SSL Termination機能については実装予定はあり

Googleは検索など一見特に暗号化が必要そうにない通信においても、というよりインターネットすべての通信にHTTPSを使用することを推奨しています。

Google自身のサービスは基本HTTPSアクセスです。

どうやって実現しているのか?やっぱりLoad BalancerでSSL Terminationしているのか、それとも全WEBサーバで処理させているのでしょうか?そんなわけないよね・・・

GCE Load Balancerについては以下の公式ドキュメントに記載があります。

扱いが容易で作業負荷が少なくコスト効果の高い Google Compute Engine 負荷分散の仕組み

今後のリリースでは、SSL 終端処理やレイヤ 7 負荷分散などの機能を追加していく予定です。

というわけで、そのうち機能追加するそうです。

やはりAWSと比べるとどうしてもまだ未熟な部分がある様子。

が、Googleのサービスで実装している仕組みを展開して、驚くべき機能や性能をいずれは実装するであろう、ということは大変な脅威になるでしょう。

Google Cloud Platformはやはり目が離せません。

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