2014 年 10 月 23 日 (木) – 24 日 (金)にザ・プリンス パークタワー東京で行われた「The Microsoft Conference 2014」に参加してきました。
プリンスホテル系(西武)ってIT系カンファレンスに強い!?
ザ・プリンス パークタワー東京ってIT系のカンファレンス開催多いなぁと思いました。
先日はGoogleさんのカンファレンスで行きましたし、もうすぐVMwareのvForum2014もありますね。
一方、AWSはグランドプリンスホテル新高輪ですが、同じプリンスホテル系列。
大規模なカンファレンスを開くホール(宴会場?)を持っているホテルは限られているので、似たような感じになるのでしょうか。
ザ・プリンス パークタワー東京とグランドプリンスホテル新高輪、両方とも駅から少し歩くのが難点ですね。
アメリカのIT系カンファレンスにもいくつか参加したことがあるのですが、規模は全然違いますが最近はカンファレンスの雰囲気なども日本でも似ていますね。コーヒー休憩ゾーンがあったり、おやつタイムがあったり。
これに、ランチブッフェがあったら最高です。日本の場合、スポンサーランチをよくみかけますが。
そういえば以前、六本木で開催された某カンファレンスでのスポンサーランチセッションで出されたランチは、某宅配ピザ店のランチセットでした。あれはかなり嬉しかった!
ヒューマンエラーでクビもありえる
さて、両日ともに参加したくさんセッションを聞きましたが、1つとても印象に残った部分を。
それは2日目(最終日)の一番最後、つまり最後のトリを飾るセッションでの話でした。
「クラウドと法対応 ~ クラウドを安心してご利用いただくためのマイクロソフトの取り組み ~」
というタイトルでしたが、法務関連の話が半分、データセンターの運用などの話が半分。
そのデータセンター運用部分にて、PUEは1.15-2くらいだとか、
「Microsoft Global Foundation Services」
という組織がMSのすべてのデータセンター運用を担っているなど情報が。
そして衝撃的な情報。
「人為ミスがあったらクビになるような緊張感ある評価制度を米国の一部で導入」
「これによりミスが大幅に減った(1/3に?)」
これには驚きました。
元システム運用者としては、これは厳しいし恐ろしい。
人為ミスってどうしてもありえて、0になるものではないし・・・。オペミスに脅えながら仕事って・・・
とビビりますが、まぁそれくらいの覚悟でシステム運用に挑め、ということですね。
ITで見ると厳しいかもですが、世の中で見ると命に関わるようなプレッシャーの中でやってる仕事もあるわけで。ミスったら即死の世界。
原発の運用や作業とか・・・(そう願います)
クラウドの重要性がますます増し、当たり前のインフラになり、そしてMicrosoft、Google、Amazonという3強が競い合う世界。
そこにおいて、クラウドという基盤システムの安定性や信頼性は必須の項目です。MSさんはそこに対して強くコミットし、コストや工数をかけていくということの1つでしょう。
ちなみに、エンジニア時代の自分を振り返ると・・・、新卒一年目の頃、オペミスで某サイトを数秒止めたことがあのでクビ確定です。
手動管理の項目数の削減をKPIにすると良いのでは?
で、そういった人に厳しくする制度を取り入れても、そもそも人が管理する項目が日々増えていっては意味がないわけです。
確率論的に、クビになる人が増えるだけ。
そこで、MSさんが言っていたのは、「手動で管理しなくてはいけない部分を減らしている」ということ。
つまり、運用自動化、システム化ですね。
人間が手を動かして作業しなくてはいけない部分をとにかく減らしていく。改善。
前から思っているのですが、これこそがインフラ運用をしている人の「仕事」の価値ではないのでしょうか?
つまり、KPIに出来るのでは?
例えば現在のシステム運用において、人の手が介在する箇所が100個あるとします。
それを来年は80に削減。
再来年は50に削減。
というように、「手動管理の項目数削減=自動化数の増加分」をKPIにして評価の仕組みを作る。
ただし注意点として、これはシステムが拡張せずに現在の規模や運用を維持し続ける前提です。
規模の拡大などを考慮する必要あります。
もし私が権限ある人だったら、システム部門のKPIに設定しちゃうのになー(笑)
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