台風で飛行機が欠航したら?優先すべき事と、そもそも欠航を避けるテクニック

飛行機という乗り物は便利な交通手段ですが、一方で台風や雪による天候や、機材調整などの予測不可能な事態による急な欠航(フライトキャンセル)が、常にリスクとして存在します。

そんな不運に当たってしまったら、どうすれば良いのか?

Airport

例えば、海外の空港で突然放り出された際に真っ先に何をすべきか?振替の手続きはどうするの?預けた荷物はどこにある!?等々の不安や疑問がどんどん生まれるでしょう。

そういった疑問や、どう行動するのが結果的に一番得なのか?という点について、実際にアメリカから日本に向かう国際線の欠航を経験した私が学んだことをお教えいたします。

また、そもそもどうして台風で欠航になるのか?という点も考え、なるべく欠航になることを避けるように出来る対処策や予防策を考えてみました。

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最優先:航空会社に期待せず、とにかく自分でやれる振替手続きなどをどんどんやる

もしあなたが今、実際に飛行機が欠航になって困っている真っ最中の人だとしたら。

航空会社や保険会社にどうにかしてもらう、という考えの前に、まずは今自分で出来ることが何かないか考えてみましょう。

例えば、自分で振替便の手続がスマホから出来るならやってしまいましょう。

私が、以前乗る予定だったユナイテッド航空の飛行機が欠航になった際、すぐにユナイテッドからメール&アプリで通知が来ました。「キャンセルになったので、便の変更はこちらから」みたいな内容です。

そして、実際にアプリでアクセスすると、別経路のフライトの検索画面になり、日本に帰る便を自分で探すことが出来たのです。

アメリカの国内線を乗り継ぎ、他の空港から日本へ帰るような振替の経路がいくつか検索に出てきましたが、何回か調べているうちに表示されなくなりました。それはつまり、もう既に誰かがその経路の飛行機の座席を押さえてしまったわけです。

というわけで、飛行機が欠航になった瞬間、もう周囲の同じ境遇の乗客達との争奪戦、椅子取り合戦は始まっています。

もっと言うと、乗客だけでなく、カウンターの係の人とも争奪戦です。

なぜなら、結局振替の手続きのためにチェックインカウンターに行っても、係の人は目の前の端末で同じように代替となる経路を調べ、予約を入れていくからです。やることは変わらず、端末が違うだけ、のようなものです。別に特別なことをしてくれるわけではない、という場合が多いはずです。

ですので、結局はいかに早く振替の手続きが出来るか?となります。それが自分でスマホなどで出来るなら、やっちゃって損はないでしょう。

もし後で気が変わって変更したかったら、カウンターに行って話してみれば良いのです。

ということで、まずは

自分で振替便の手続きが出来るならする!

これが大事です。

そして、行き先が羽田の関東在住の方であれば、成田も候補に検索をしましょう。

ちなみに、私は自分でやらずにおとなしくカウンターで順番を待ったせいで、翌日の便も満席で取れず、なんと2日も急遽アメリカ滞在が延長したのでした。

振替便はANAやJALなどの日系航空会社にしよう

もし、私のように外資系の航空会社利用時に欠航になった場合、ANAやJALなどの日系航空会社のコードシェア便などの振替が出来ないか検討しましょう。

やはりサービスのクオリティは確実に違いますし、後述するように確実に帰れる可能性が高まりますし、やっぱり日本人は日系航空会社が合っています。

あくまでもコードシェアなので、アップグレードポイントが使えないなどの色々な制限があるかもしれませんが、オペレーションの違いは非常に大きいです。

もちろん、最初からANAやJALなどの利用で、欠航になった場合は、なるべくANA/JALのままで振替便を探しましょう。

天候理由の場合は航空会社からの補償は無いに等しい場合が多いので諦めも大事。ホテルも自分で手配!

飛行機の欠航や遅延などが発生した場合、航空会社が何らかの補償をしてくれるのではないか、という期待をついしてしまいます。

が、それはあまり期待しない方が良いです。

私は前述のとおり、2泊もホテルの宿泊費を追加で支払うハメになりましたが、何の補償もなく自腹でした。

ユナイテッド航空はクーポンやバウチャーも何もくれませんでした。

「この会社経由なら少し安くなる」というようなことが書かれた紙を渡されただけ。

だったら、自分でスマホから予約します。マイラーとしてはモッピーなどのポイントバックサイト経由でExpediaで予約してマイル還元したほうが良いに決まってます。

そして何よりも大事なのが、航空券の振替便と同じで、ホテルの空室もこれまた椅子取り合戦です。安くて良いホテルはどんどん埋まっていきます。

ですので、何泊しなければいけないのか、が決まったらすぐにホテルや宿の検討と予約に入りましょう。特に金曜の夜は混雑しますので要注意です。

カウンターは上級会員向けよりもエコノミークラス向けの方が早い場合もある

ご存知だと思いますが、飛行機というものは会員ランクによってサービスが全然異なる、非常にヒエラルキーが意識された乗り物です。

チェックインカウンターも、上級会員向けとエコノミークラス向けで分かれています。

ですので、振替便の手続きを、上級会員の方は上級会員向けのカウンターで行うことが出来ます。

しかし、それが必ずしもサービスのクオリティが良くスピーディーな選択肢、とは限りません。

エコノミークラス向けの方が客が多い分、人員が多く割かれて順番が早く進む可能性もあります。

また、そもそも日本と北米を結ぶ路線だと、たいていどの航空会社でも想像以上に上級会員が多く存在します。上級会員向けカウンターが空いている、ということはあまりないのではないでしょうか。

上級会員の方は、プライドを捨て、冷静に合理的な判断で自分がどこのカウンターに並べば良いのかを考え、時にはエコノミークラス向けのカウンターを利用することも選択肢に含めましょう。

なお、私が実際に経験しましたが、特に外資系の航空会社の場合、たとえ上級会員向けのカウンターであっても、サービスのクオリティが非常に低い係員に当たる可能性があります。

そこら辺も期待してはいけません。

私は注文が多いめんどくさい客だと思われたのか、おばちゃんにチケットを「バンッ」と投げつけられました。

日本ではなかなかありえないと思いますが、海外ではこれくらい当たり前です。

気にせずに「サンキュー」と言って、心の中では「二度と乗るかこんな航空会社!」と思いましょう(と言っても、安さに負けてどうせまた利用するんですけどね)

預入荷物(スーツケース)は到着便のBaggage claimにあるはず。すぐに取りに行く

私が飛行機の欠航を経験した時は搭乗手続き開始後のキャンセルだったのですが、一番気になったのが、預入荷物(スーツケース)はどこで返却されるのか?ということ。

答えは、到着便のBaggage claim

あの荷物が出てくるターンテーブルというかベルトコンベアーです。

私の場合はカウンターの人に「Carousel (カルーセル)」と言われました。アメリカでは決してターンテーブルなんて言わないので、気を付けましょう。

そして、振替便のチケットを確保したり、カウンターの手続きや対応が終わったりしたら、出来る限り早めにBaggage claimに自分の荷物を探しに行きましょう。

なぜなら、出てきた荷物はベルトコンベアーの周りに無造作に置かれているというか放置されている可能性が高いからです。

アメリカだと特にそう。

こんなの、誰かに盗まれでもしたらどうするの?と思うくらいの放置っぷりです。

また、Priorityタグが付いているとかは関係なく、区分けされずに乱雑に置かれている可能性が高いので、数百個の荷物から必死に自分の荷物を探す宝さがし状態です。

焦って他の人の荷物と間違えないように、ちゃんと自分の荷物を確認して、早急に確保しましょう。焦った人や悪意のある人に持ってかれてしまう前に。

保険会社へ電話は後でもOK。3万円程度の補償が貰えるかも

最後に、優先順位的に低いのが、保険の補償適用関連。

例えばJCBのゴールドカード以上を所持している場合、海外で飛行機の欠航や遅延が発生した際に2万円までなら食事代の補償をしてくれます。

あくまでも「食事代」に限ります。ホテル代などは補償されないので、要注意です。

他には、個人もしくは旅行申し込み時に、海外旅行保険に加入していると、これも何らかの補償という形で、後でお金が返ってくる場合があります。

今回、私は会社経由で損保ジャパン日本興亜の海外旅行保険に加入していたのですが、3万円までの補償という契約でした。

そのような補償内容や補償が効くかどうかは、電話で問い合わせましょう。

24時間対応してくれる電話窓口が各社あるはずです。

ただ、アメリカなど外国の空港だと公衆電話を探すのが大変な場合があるので、現地窓口へのフリーダイヤルの利用が難しいかもしれません。

そんな場合のおススメは、050電話アプリを入れておいて、日本の窓口へ電話。

例えば、SMARTalkのようなアプリなら、初期費用・月額料金も0円で050のIPフォンがアプリから利用できます。

日本への電話は日本国内同士の電話料金が適用されるので、Wi-Fiなどデータ通信が出来る環境であれば、とてもお安く賢く利用できます。

海外旅行に行かれる際には入れておくと安心な通話アプリです。

そして窓口へ電話した際に言われると思いますが、このような保険の適用を受ける場合には、遅延・欠航証明書のような書類を貰うことが必要です。

航空会社のカウンターの人に聞くなどして、証明書を書いてもらいましょう。

日系の航空会社だとWEBから取得できる会社もあるそうです。

なぜ台風で飛行機が欠航になるのか?(特に外資系航空会社での国際線利用時)

さて、ここからは、そもそもなぜ台風で飛行機が欠航になることがあるのか?ということを考察してみます。

今回は私の経験を踏まえ、外資系航空会社での国際線利用時の話です。

まず、その時の飛行機のフライト状況はどうだったかというと、私が乗る予定だったユナイテッド航空の便は、日本到着予定時刻は昼過ぎ。そして天気予定ではその日の夕方に台風が上陸予定でした。

結局、出発遅延を繰り返し、最終的に6時間遅延した後、欠航になりました。

その間、同じような路線を飛ぶANAやJALは少し遅延しましたが無事に飛んで行きました。

が、ANAは強風のため成田に降りることが出来ず、北海道の新千歳へダイバート。機内から降りることも出来ず、数時間軟禁状態の後に、台風が過ぎ去ってから成田へ。どうやら特例で深夜の着陸許可が下りたようで、成田到着は24時近くだったようです。

都内までの公共交通機関はもう既になく、ANAの係員から後日聞いた話によると、ANAが費用を負担する送迎タクシーとかも出さなかったのでは?と言っていました。最近は厳しいようで。乗っていた方々は自腹でなんとかするか、空港で朝まで過ごしたのかもしれません。

一方の羽田行きのJALは、結局福岡まで連れていかれてダイバート。同じく機内からは降りられず数時間待機の後に、羽田には8時間遅れ程度で到着したとのこと。

こちらはなんとか交通機関が動いている時間だったようで、そんなに混乱はなかったようです。

というように、欠航にならなくてもやはりダイバートなど、何らかの予定変更があり、結局かなりの遅延で目的地に到着したようです。

しかも、空港に着いてもすぐに家に帰れる可能性はなく、それもまた辛い状況だったのではないでしょうか。

しかし、それでもANA/JALは飛びます。なぜか?

それは、日本の航空会社なだけあって、日本国内の各空港に設備や人員などのリソースが豊富にあり、ダイバートしてもリカバリーが可能で問題がないから。

新千歳や福岡などは大空港でもありますし、ANA/JALは自社で受け入れ可能です。

つまり、「飛んでダメだったら他の空港に一時避難することが出来る」わけです。

一方、普段就航していないような空港に外国の航空会社がダイバートするのは、やはり本当に緊急事態の時以外は避けたいもの。

それを考えると、私が乗る予定だったユナイテッド航空は新千歳や福岡に行ける可能性が低いため、「飛ぶか、飛ばないか」の2択にどうしてもなってしまうわけです。

もちろん、スターアライアンスやワンワールドのようなアライアンスの協定で、提携会社が助けてくれるのでしょうが、本当にそれは緊急事態の時でしょう。

また、もし飛んだのは良いが遅延してしまった場合は回復が難しい、という点もあります。

到着便が遅れると、その折り返しの出発便も遅れます。

ANAやJALの場合、アメリカから飛んでくる便はいわゆる帰ってくる便であり、日本には整備の体制が整っていますし、予備機も持っています。遅延の回復が可能です。

しかし、外資系の航空会社の場合は、いわばアウェーの地へ飛んでいくわけで、遅延して到着したら、遅延して出発するしかありません。

となると、結局その繰り返しであり、遅延が数日に渡って長引きます。

今後のことを考えると、大幅な遅延よりも1便(1往復)欠航にしてしまい、翌々日の便を定時で運行させたいわけです。機材もアウェーでなければ保管・整備が可能ですし。

国際線で台風による欠航を避けるためのテクニック

ここまで書けば、もうお分かりかと思いますが、台風による欠航をなるべく避けるためには以下が重要です。

目的地の国の航空会社を利用する。日本への帰国便ならANA/JAL。

もうこれに尽きます。日本と海外を結ぶ路線であれば、ANA/JALに乗っておきましょう。

帰りは特に、ダイバードしてでも飛んでくれる確率が高いです。

また、台風に対する色々な経験や情報を持っていると思われます。ですので、より合理的に良い判断をしてくれることが多いでしょう。

また、もし欠航になってしまっても、日本クオリティとして海外の航空会社よりも良いサービス対応をしてくれる可能性が高いです。

ということで、飛行機を予約する際はなるべくANA/JALで。もちろんユナイテッドやアメリカンといった外資系航空会社の方が航空券のお値段は安いとは思いますが、そこまで差がないなら、多少の出費は保険やサービス代だと思えば良いのです。

さらに、もし自分の乗る便が台風の影響を受けそうだったら、他の便に振り替えられないか確認しましょう。

最初から振替をしておくと、結果的にそれほどの影響なく帰ることが可能かもしれません。

台風という、どうしようもない自然相手なので、あとは自分のスケジュールをどう変えられるか?がポイントです。

遅延覚悟で乗るのか、最初から1日遅れにして被害を最小限に留めるのか、そういったことを旅行前に考えておくと良いかもしれません。

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